京都文化博物館で2022年1月10日まで開催中の「創業200周年記念 フィンレイソン展」を見に行きました!
巡回展の様子を口コミします!
フィンレイソンとは?
フィンレイソンは北欧・フィンランドのテキスタイルブランド。
最近はカーペットやカーテンなどでもよくフィンレイソンのかわいい柄で作られた製品をよく見かけますし、趣味のソーイングで生地も購入したことがあります。
北欧らしい色使いでポップなテキスタイルデザインは、見ているだけで気持ちが明るくなります!
フィンレイソン展、関西の巡回は京都で!
京阪「三条駅」を降りて徒歩15分。
方向音痴なので迷わないか若干不安でしたが、スマホの地図アプリで確認しながらですがとてもわかりやすい道だったので、問題なく到着しました。
こちらの博物館には初めて伺いましたが、クラッシックな外観の建物がとってもおしゃれで、フィンレイソンの世界観にぴったり合っていました。
平日だったので混雑することもなく、スムーズに見学することができました。
大きな花柄や波の形がデザインされたテキスタイルが、タペストリーのように展示されていました。
フィンランドの歴史とタンペレ紡績工場
最初のフロアでは、「地域社会を支えたタンペレ紡績工場」というテーマで、創業当時の写真や実際の商品などが展示されていました。
1820年、ロシアの統治下にあったタンペレにて創業されたそうです。
大きな工場の中には学校・病院・図書館・教会なども作られていたそう。家庭を持つ女性たちがいきいきと働く姿が手にとるようにわかる展示になっていました。
また、フィンレイソン専用の紙幣まで流通していたというお話にはとても驚きました!
現在のフィンランドにおける社会福祉の手厚さ、その源流を見たような気がいたします。
そしてその根元には、ロシアの社会主義的思想も反映されていたのかもしれないな、と感じました。
テキスタイルと原画を見比べました
別フロアではテキスタイルや原画が展示されていました。こちらは撮影OKでしたよ。
こちらのりんごの柄はドット絵のようで、どこか少しデジタルな印象を持ちました。
黒い背景がビビットな色のりんごを引き立てています。
オレンジっぽい茶系の色合い、ダイナミックな幾何学模様も、ミッドセンチュリーの雰囲気を感じます。
長い歴史のあるテキスタイルの会社だからこそ、様々なテイストのデザインが展示されていて興味深かったです!
こちらは原画なのですが、色紙を切って貼り付けて作られていました。
素朴な花と草の組み合わせはお子さん向けのテキスタイルとして重宝されたのではと感じました。
おなじみのパンダのパターン!こちらの柄もよく見かけますが、とってもかわいいですよね。
なんとコンテストで選ばれたテキスタイルだそうです。
桜のような淡い水彩で描かれた草花のプリントは、あまりフィンレイソン のイメージにはなかったのでちょっと意外でした。
私が子供の頃はこんな優しい雰囲気の花柄が溢れていたように感じます。
フィンレイソンのリサイクルラグ
フィンレイソンの古い布を集めてテープにし、それからラグにリサイクルされているそうです。
その製造過程を映像で見ることができました。
以前、こちらにそっくりなリサイクルラグをIKEAで購入したのですが、洗濯機で洗っても平気だし、とっても丈夫で重宝しています。
どれも一点もので同じものが二つとない、ということも素敵だなと思います。
出口の売店ではフィンレイソンの関連グッズがたくさん販売されていました!
フィンレイソン展オリジナルグッズもいくつか用意されていましたよ。
まとめ
フィンレイソンの工場はもう現在はタンペレにはなく、工場の跡地はおしゃれな観光スポットになっているそうです。
一度でいいから北欧旅行に行ってみたいなと感じました。
フィンレイソン展は全国を巡回しているそうなので、ご興味のある方は是非!
京都文化博物館 アクセスマップ
フィンレイソンの商品
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以前、北欧メーカーアルテックや、イッタラなどのデザイナーであるアアルト夫妻の「アイノとアルヴァ 二人のアアルト展」にも行きました。
こちらは家具や建築が中心でしたが、テキスタイルもありましたよ!
どちらも見応えのある展覧会でした。